地球温暖化防止

燃料転換を推進し、CO2排出量原単位やエネルギー原単位などを削減しました。

2010年度のハイライト エネルギー原単位 3.9%減(目標値比) LNG使用比率 3.9%増

2010年度の実績

CO2排出量はわずかに増加しましたが原単位はCO2、エネルギーともに削減しました。

2010年度は、リーマンショック以後の景気回復を受けて、2009年度に比べて予想以上に生産量が増加するとともに、生産工程でのさまざまな改善効果もあがり、CO2排出量、エネルギーともに原単位は改善しました。

CO2排出量は2010年度で456千t-CO2と、前年度から5.8%増加しましたが、単位生産量あたりのCO2排出量(原単位)は2004年度比16%削減しました。エネルギー原単位は目標値(2009年度比1%削減)比3.9%減となり、目標を達成しました。なお、子会社を含む当社グループのCO2排出量は487千t-CO2でした。

電力CO2排出係数は、全国平均値(0.378 kg-CO2/kWh)を使用しています。

全社CO2排出量推移全社CO2排出量推移

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生産工程における主な取り組み

燃料転換を積極的に推進しています。

当社グループでは、生産工程での熱源について、従来の重油、灯油、LPGからLNG(都市ガスを含む)への転換を進めています。LNGは同じ発熱量で比べると、CO2排出量が重油よりも約3割も少ないという特長があります。

2010年度には、福井工場の保持炉と深谷工場の加熱炉で燃料をLNGに転換しました。その結果、2010年度のLNG使用比率は、約55%となり、前年度よりも3.9%増加しました。深谷工場の燃料転換にあたっては、埼玉県民間事業者CO2排出削減設備導入補助金を受給しました。また、東京ガス(株)殿のアニュアルレポートでは、深谷工場が「燃料転換と高効率機器の導入」に関する先駆的事例として紹介されました。

燃料比率の推移燃料比率の推移

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物流工程における主な取り組み

着実な対策の積み重ねで輸送エネルギー原単位を削減しました。

当社グループのアルミニウム板製品は、素材として製缶会社や加工会社などに輸送することから、輸送量が多くなります。そこで、物流に伴うCO2排出量削減を、重要課題として積極的に進めています。具体的には、物流会社とともにモーダルシフト(鉄道・船舶への輸送手段転換)や大型車の活用、積載率の向上、工場に近い港の利用といった物流の合理化を進めています。この取り組みを推進するために、物流会社が参加する対策会議を開催し、月次データを詳細に検討しています。

こうした取り組みの結果、2010年度の輸送量は242,682千トンキロ、輸送エネルギー原単位は原油換算原単位で0.0279kℓ/千トンキロと前年度比1%減となり、目標の1%削減を達成しました。2011年度も前年度比1%減を目標に掲げ、2006年度からの5年間で5%削減の達成をめざします。

輸送エネルギーの原単位輸送エネルギーの原単位

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オフィスにおける主な取り組み

エコ活動の輪を家庭・地域社会へ広げる取り組みを強化しました。

2010年度は、従業員全員参加で実施している省エネ活動も3年目を迎え、活動の輪をオフィスだけではなく、家庭や地域社会へ広げる取り組みを実施しました。従業員の家庭に向けては環境家計簿の推進を呼び掛け、161家族が参加しました。地域社会では地域環境活動への積極的参加を従業員に呼び掛け、全社で清掃活動など合計18回の活動に参加しました。

しかし、オフィスの省エネや省資源活動は、気象の影響(猛暑・極寒)と景気回復に伴う消耗品の使用増加などの影響から、目標を達成できませんでした。 

2011年度は、3月11日に発生した東日本大震災に関連し、東京・東北電力管内で電力供給不足が予想されるため、特にオフィスと家庭の節電を支援する情報提供と啓発強化を進めていきます。

Voice従業員の声

工場の天井照明にLEDを採用し、消費電力を節減。

小山工場 工務課 山下 陽一

小山工場では、工場の天井照明に水銀灯を使用していますが、老朽化しているうえ、大きな電力を消費しています。そこで、近年、普及が進んでいるLED照明を検討し、2010年8月に水銀灯の一部をLED照明に更新しました。これにより、作業する場所での明るさは変わらずに、消費電力を約5分の1以下に削減できました。今後も順次、LED照明への転換を進めていきます。

Topics

政府の試行排出量取引スキームへの参加経験を活かし、深谷工場が埼玉県の排出量取引に参加

当社は、京都議定書の削減目標に沿って政府が進める「排出量取引の国内統合市場の試行的実施(試行排出量取引スキーム)」に参加しています。

2007年度を基準年度として、CO2排出量を2008年度から2010年度にかけて毎年1%ずつ削減するという目標に対し、2008年度は10.9%、2009年度は14.1%、2010年度は6.8%削減し、目標を上回る削減実績をあげています。2009年度の削減量については、第三者検証を受審し、取引可能なCO2排出量として確定しました。

深谷工場では、この試行排出量取引スキームの経験を活かし、埼玉県で2011年度から始まった目標設定型排出量取引制度に参加しています。

LED電球の普及を推進

全社で活動している「オフィスの省エネ」「家庭の省エネ」の一環として、従業員に対し、LED電球の特別販売を実施しました。

当社は「横浜メガワットキャンペーン」に協賛しており、家庭の照明をLED電球に置き換えることで使用電力が抑えられ、CO2排出量削減につながることを全従業員にPRしました。その結果、全社で366個のLED電球を販売することができました。これにより、年間21,529kWhの電力削減と、年間9.3t-CO2のCO2排出量削減が期待できます。

横浜市地域温暖化対策推進協議会主催の省エネキャンペーン。家庭で使われている34,000個の白熱電球をLED電球に置き換えることで100万W、即ち1MWの消費電力を削減するというもの

写真:「横浜メガワットキャンペーン」ポスター「横浜メガワットキャンペーン」ポスター

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