
グローバルカンパニーとしてさらなる成長を図るうえで、
当社が特に注視しているのが、成長著しいアジア市場です。
“世界の工場”として自動車産業を中心に生産力を拡充する一方で、
膨大な人口を背景に消費市場としても存在感を高めつつあるアジア諸国では、
さまざまな分野でアルミニウムの需要が高まっています。
こうした需要にタイムリーに応えるべく、当社は近年、
中国をはじめインドネシア、ベトナム、タイと、アジア各地において、
市場ごとのニーズを踏まえた事業拠点を設けてきました。
これら拠点を中核として、現地市場に密着した生産活動を展開することで、
中長期経営ビジョンに掲げる「アジアNo.1の魅力あるカンパニー」を実現します。
今や世界第3位の自動車生産国となり、今後もさらなる成長が予想される中国市場の部品供給ニーズに応えるため、同国内での生産体制を強化しています。
2005年4月には、天津に自動車熱交換器用アルミニウム押出材の製造販売を目的とした現地法人「古河(天津)精密鋁業有限公司(FSAT)」を設立。2007年4月に操業を開始して以降、生産能力の増強を続けています。
また、2010年1月には、中国・広東省のアルミニウム圧延メーカー「乳源東陽光精箔有限公司」に資本参加。すでに中国で高いシェアを有する両社の生産力と、当社の先進的な技術のシナジーによって、自動車熱交換器用材料をはじめとする高機能製品の供給体制を強化します。
さらに、2010年12月には、中国市場における販売体制の強化を図るため、上海に100%出資の現地法人「古河斯凱(上海)鋁材有限公司(FSSH)」を設立しました。
現地の旺盛な需要に応えるため、2012年度には、FSATにおいて生産能力のさらなる増強を計画しています。
古河(天津)精密鋁業有限公司(FSAT)
乳源東陽光精箔有限公司
アセアンおよびオセアニア地域における自動車熱交換器用アルミニウム押出材の需要増に対応するため、当社は1998年3月、インドネシアに現地法人「フルカワ・インダール・アルミナム社(FIA)」を設立しました。
1999年1月に操業を開始して以来、需要の伸びに応じて設備の増強を続けており、近年では2005年12月に大幅な増強を実施。2012年度にも生産能力のさらなる増強を計画しています。

近年では、環境意識の高まりを背景に、自動車の燃費削減に寄与するターボチャージャの装着率が高まっています。
当社はターボチャージャ用アルミニウム精密鋳造部品の分野で世界トップのシェアを確保していますが、今後も大きな需要の伸びが予想されることから、グローバルな規模での生産体制の拡充が不可欠と判断。2006年1月にベトナムにおいて現地法人「フルカワスカイ・アルミナム・ベトナム社(FSV)」を設立しました。
2007年4月に操業を開始し、2008年7月には大規模な設備投資により生産能力を増強。2011年度にも生産能力のさらなる増強を予定しており、世界No.1 の地位を確たるものにしていきます。
フルカワスカイ・アルミナム・ベトナム社(FSV.)
今後も大きな伸びが予想される東南アジアやインド地域における自動車需要を見据え、当社は2010年2月、タイ国バンコク近郊に、100%出資のコイルセンター「フルカワスカイ・アルミナム(タイランド)社(FSTH)」を設立しました。
同社は自動車熱交換器用をはじめとするアルミニウム圧延品の加工販売を主体に、顧客ニーズにあわせて機能を拡大していく予定です。
フルカワスカイ・アルミナム(タイランド)社(FSTH)