

古河スカイは、アルミニウム板圧延品から押出品や鋳物・鍛造品およびそれらの加工品に至るまで、幅広い製品ラインナップを有するアルミニウム総合メーカーです。世界最新鋭・最大級の製造設備を誇る国内5つの製造拠点をもち、グループ全体の売上高は2,072億円に達しています(2010年度)。とくに主力のアルミニウム板圧延品では、国内市場で約30%とトップシェア、世界でもトップクラスにランクされる能力を誇っています。
現在、古河スカイは、「アルミニウムとともに未来を創造する」というミッションのもと、積極的な技術開発と高度な生産技術・設備をベースに、新たな付加価値の創造と高品質製品の安定供給に注力しています。「缶材」や「箔地」などの大ロット品はもちろん、LNG船タンクや航空機用の「厚板」、ハードディスクドライブ部品をはじめとする「各種エレクトロニクス材料」など、数々の領域で強みを発揮しています。
国内アルミニウム圧延業界の状況
(2010年度 大手5社)
| 順位 | アルミニウムメーカー | 板・押出製品の 出荷数量 |
|---|---|---|
| 1 | 古河スカイ | 428 |
| 2 | 住友軽金属 | 375 |
| 3 | 神戸製鋼所 | 292 |
| 4 | 三菱アルミニウム | 143 |
| 5 | 日本軽金属 | 116 |
| 計 | 1,354 |
(当社調べ)
2012年度の売上高、売上高利益率の目標
現在の経営テーマは、統合効果を最大限に発揮するための事業体制の迅速な整備です。具体的には、研究開発体制の一体化を通じて基盤技術力の一層の強化を図り、市場ニーズの変化に的確に対応していくのはもちろん、新技術や新用途の開発にも積極的に取り組んでいきます。また、各生産拠点の特長を活かした最適な生産体制の確立も重要なテーマであり、その一環として、栃木県小山市に国内最大級となる15,000トンのアルミニウム鍛造プレスを新設し、2004年10月から稼働させました。航空宇宙・情報通信エレクトロニクス・産業機械・輸送産業分野などで予想される大型アルミニウム鍛造品の需要増に対応するために、生産体制の一層の拡充を図っています。もちろん、その前提として、あらゆる事業活動の担い手となる優秀な人材の確保・育成にも力を注いでいきます。
こうした積極的な取り組みを通じ、古河スカイは今後もアルミニウムの限りない可能性を追求し、業界のリーディングカンパニーとして広く社会・産業に貢献していきます。
国内最大級の15,000tアルミニウムプレス機
(床面よりの高さ13m)
アルミニウム業界で競争力を高めるには、いかに、効率的に大量の製品を製造できるかが重要です。古河スカイでは、さらなる国際競争力の向上をめざして、2006年度からの4年間に合計600億円弱に及ぶ設備投資を実施し、国内外の生産体制を積極的に強化しております。
設備投資額のうち約7割については当社の強みであるアルミニウム板ラインの強化に投下する予定です。福井工場など国内の主要3工場間で生産品目の再編を行うほか、アルミニウム板圧延ラインの基幹設備であるモーターを交換するなど、最新設備への更新によって生産効率を向上させます。
同時に、アルミニウムの品質に大きく左右する鋳造においても強化を図っており、2007年には福井工場に約40億円を投入して溶解炉などを増設しました。さらにインドネシア、中国、ベトナムなどの海外工場でも生産設備を強化して、自動車向け需要の拡大に対応します。
2012年度を最終年度とする新しい中期経営計画では、2012年度にはアルミニウム販売量44万7,000千トン、売上高2,200億円をめざす計画です。
また、海外案件の投資については、今後さらに増加し、将来はアジアNo.1の魅力ある会社をめざしています。
福井工場
世界最新鋭の環境特性と高品質・高生産性を実現する溶解鋳造ライン
研究開発力の一層の強化を図るため、福井、深谷、日光、小山の4地区に分散していた技術研究所を、2007年9月に深谷地区に集約致しました。研究棟・実験棟3棟を新設するとともに旧研究棟の改装を行い、各地区の研究員および研究機器を集約することで、より効率的・効果的な研究開発体制を構築し、更なる拡充を図っています。
研究開発拠点の集約によって重複する研究テーマを整理一元化し、その結果生じる余力を活かして次世代製品の開発や基盤技術の研究を強化します。また、分野横断的な要素技術の研究を実施しやすい体制を整備し、製品・技術のオリジナリティを高めるほか、他分野の研究者と議論、相談できる環境づくりなど、研究者の交流促進によって若手研究者の育成を促します。
首都圏に近い場所に技術研究所を置くことによって、研究者と顧客、学会などとの交流を活発化し、情報収集能力を高める効果も期待しています。
研究棟