技術研究所

当社の製品は、圧延材、押出材、鋳物品、鍛造品、およびそれらを素材としたアルミニウム加工品と実に幅広く、その用途分野も、アルミニウムフォイルのような日用品から、H-IIロケットのタンク材に代表される宇宙産業に貢献するものまで、多岐にわたっています。

技術研究所では、これら多様な製品・用途に関する研究テーマの中から、基礎研究的なテーマや、各事業に共通するテーマなどを一元化して、全社横断的な研究開発を進めています。製品ごと、お客様ごとに特化した研究開発を進める各工場の研究開発部門とも密接な連携を取りつつ、異なる製品・技術を研究する研究者が一堂に会して議論を深めることで、製品横断的な基礎・基盤技術をさらに深化させるとともに、革新的な次世代製品・次世代技術開発のスピードアップを図ります。

また、フルスペックの透過電子顕微鏡をはじめとする最新鋭の評価装置を導入し、当社の分析センターとしての機能拡充も図っています。

深谷技術研究所の研究棟の外壁には、当社が開発した防汚性アルミニウム塗装材「ファスコートクリーン®」を全面に採用。また、段差をなくし、エレベータを設置するなど、ハートビル法の思想を盛り込んだ構造としています。

手軽に集まれるオープンスペースや、外部あるいは内部講師による勉強会が開催できる大会議室を設置するなど、異なるテーマを担当する研究者同士の相談・議論を活性化すべく、開放的空間を強く意識した配置としています。

主な研究テーマ

  • 素材開発技術
  • プロセス設計技術
  • 応用・加工技術
  • 製造技術
  • 評価技術

研究成果

古河スカイグループの研究成果は、技術・研究論文誌「Furukawa-Sky Review」でご紹介しています。

Column 1異なる研究テーマの融合による自動車パネル材の開発

技術研究所における全社横断的な研究開発は、さまざまな独創的な技術の創造に寄与しています。たとえば、2004年度に「日経優秀製品・サービス賞 最優秀賞」および「日本アルミニウム協会賞 技術賞」を受賞した自動車パネル材の開発は、アルミニウム超塑性材の研究から進めてきた結晶粒組織制御技術と、難加工成形品の加工技術開発から追求していたブロー成形技術という、異なる研究テーマから生まれた2つの技術が合体した成果です。これからもより広範囲の技術を結集させ、迅速に革新的な開発を進めていきます。

Column 2国家プロジェクト 環境対応のG(グリーン)水素精製

当社は環境省の委託事業として「本庄・早稲田地域でのG水素モデル社会の構築」プロジェクトに参画し、早稲田大学および関連企業とともに研究を進めています。現在は当研究所において、アルミニウムの溶解鋳造工程の副生成物(ドロス)である酸化アルミニウムから水素を精製・再資源化するためのパイロットプラントを設置・稼動させ、プロジェクトの中核として、来るべき水素社会の実現に向けた協力を行っています。当プロジェクトを通して、先進的な技術開発に取り組むことで、企業の責務である環境対応や地球温暖化対策に寄与できるものと考えています。

所在地

〒366-8511 埼玉県深谷市上野台1351番地
TEL:048-572-1318 FAX:048-573-4418

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